院長 小林 大介 の毎日更新ブログ
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2021/9/18   No.1091

■  こういう目線なんです、僕
東洋医学について勘違いしてない?

 

いつもブログをご覧いただき
ありがとうございます。

お陰様で
僕は運の良い日々を送らせて頂いてます。

 

 

昨日は、ぎっくり腰の当日予約も入り
相変わらず腰痛三昧の1日。

 

 

うちの治療院では
マニアックに患者さんと
東洋医学の話をすることがあります。

 

 

「うちはオカルト治療院ですから」と
時々、冗談で言いますが

 

そういう部分も
「おもしろい!」と
評価されているようで嬉しいです。

 

 

 

 

以前、となる
医療関係というか…

人のカラダに関わる仕事をされている方と

 

東洋医学の話になったことがあって

 

 

 

僕の考えは、東洋医学です。

 

症状だけを治すのではなく
原因を治したい。

 

と、仰っていました。

 

 

 

 

素晴らしい、考えですが

 

どのように東洋医学を活用しているのか?

 

 

聞いてみると

 

陰陽論とか、五行論とか
氣・血・津液(水)とか

そういうのは一切なく

原因療法について語られていました。

 

 

 

 

これね、別に
批判するわけじゃないんだけど

 

 

原因療法=東洋医学

という認識の方が結構いますが
これは全然違いますよ。

 

 

 

 

部分的には正しいのかもしれませんが

 

東洋医学というのは

東洋起源の伝統医療のことで
現代では民間療法・代替療法などの
位置付けになっていることが多くて

 

 

宇宙の
太陽暦、月の太陰暦などの陰陽論

 

万物は木火土金水から構成される

 

 

人は生まれながら「質」を持っていて
その「質」は氣・血・津液(水)の流れから
保たれていて…

 

 

その状態を整えることで
カラダを回復させていく方法で

 

 

そのポイントとなるのが
ツボ(経穴)、ツボの流れが経絡

 

 

その手段一つが
鍼灸ってこと。

 

 

 

 

こういう話をする上で
大切なのは

 

 

東洋医学とか、代替療法に関心を持つ人は
薬とか、病院嫌いな人が多いんですが

 

西洋医学=悪

という偏った見方が強い人がいます。

 

 

 

これも、間違いです。

 

 

 

ちょっと極端な例ですが

 

脳血管、心臓血管などの
命の危険を伴う緊急性のあるものには
西洋医学の力は必須ですよね。

 

 

 

悶え苦しむような激痛があったり

急性の疾患で
まずは症状を抑えないといけない時は
西洋医学は大きな力を発揮します。

 

 

 

「薬が嫌い」と言うなら
薬に頼らないカラダを作る努力をすればいいじゃん。

 

 

 

原因をどこに見るのか?

 

ここで、全ての基準が
変わると思っているんですが

 

 

 

例えば、椎間板ヘルニアで
直腸膀胱障害があって緊急手術が必要になった。

(麻痺によって尿・便が出なくなるもの)

 

 

で、手術をすれば
危険なことは回避できますが

 

それでも、腰が痛かったり
慢性的に腰痛を抱える人もいる。

 

 

 

 

この場合

腰痛の原因がヘルニア

と、見れば手術は原因療法ですが

 

 

 

 

もう少し掘り下げて

 

腰痛の原因は

そこまでヘルニアが悪化してしまうほどに
強いストレスがかかる環境

 

腰に負担が掛かっていると分かっていながら
放置してしまったこと

 

 

ここまで悪化させてしまったこと

 

嫌な症状が抑えられる薬とか
何かに頼ってばかりで

自分で腰を治そう、管理しよう

と思ってこなかった。

 

 

 

こんな部分が本当の原因じゃないの?

 

 

そう考えれば
手術でさえ、対症療法だし

 

東洋医学で行う鍼灸だって
対症療法になりますよね?

 

 

 

緊急性のある症状
命に関わる急性疾患

これは西洋医学の技術が必要

 

 

 

慢性的な症状を改善していく

体質改善とか
体内の環境整備を進めていくなら
東洋医学の方がいいんじゃないかと

僕は思っています。

 

 

 

 

 

西洋医学=悪、対症療法

でもなく

 

 

 

 

東洋医学=原因療法

でもないし

 

 

 

 

 

対症療法=悪

でもなくて

 

 

 

 

 

その時に、必要なものを
選べばいいんです。

 

 

 

 

今、まず

何が必要なのか?

 

 

そして、その先には
何を選んでいくのか?

 

 

 

 

「薬を飲まずに
〇〇で対処しています」

 

と、薬嫌いさんが
ドヤ顔をしても

 

症状が良くなっていないのなら
全然ダメじゃん。

 

 

まずは、こういう部分から
考えましょう。

 

さー、みんなで考えよう(笑)

 

 

 

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